育児

卵アレルギーの息子。その2

Pocket

こんにちは、とろろです。

息子の卵アレルギーの話です。
1はコチラ↓↓

卵アレルギーの息子。その1こんにちは、とろろです。 2007年生まれの長男には卵アレルギーがあります。 10年付き合ってきました。 今は生卵まで食べれるよう...

 

5歳で免疫療法を始める

免疫療法とは

アレルゲン免疫療法(アレルゲンめんえきりょうほう、allergen immunotherapy)は、患者にアレルゲンエキスを投与し、免疫寛容へと誘導することを目標とした、アレルギー性過敏症の免疫療法の一形態である減感作療法(げんかんさりょうほう、hyposensitization therapy)、免疫的脱感作療法(めんえきてきだつかんさりょうほう、immunologic desensitization)またはアレルゲン特異免疫療法(アレルゲンとくいめんえきりょうほう、allergen-specific immunotherapy)と呼ばれ、広義に変調療法ともいわれる。
(wikipediaより抜粋)

簡単に言うと、うちの子の場合は卵アレルギーですので、
卵を少量ずつ摂らせ、アレルギーを出ないようにする治療、って感じでしょうか。

免疫療法の進め方

私の息子の場合ですが、
まず最初は0.25グラム。ホンマ豆つぶのようなサイズです。そこから始めました。
お医者さんや症状によって違うでしょうが、基本的にはごく少量から始めると思います。

病室など、お医者さんがすぐ駆けつけれる環境で
ひとくち食べさせ30分ごとに様子をチェック。2時間何も出なければ帰宅が出来ます。
息子の時は4人部屋に入り、他の子達は小麦や牛乳でした。
一人は嘔吐して中止になってましたね。アレルギーこわい

その後、1ヶ月ほど毎日その量を食べさせ、何も出なければ
また次の診察時に量を増やす・・・と言う感じです。
家でも毎日計量するため、小数点1桁が出せるはかりを買いました。

正直毎日めんどくさい!!ですが、これをやると卵を食べられるようになるかもしれない!
という期待で毎日がんばりました・・。

7歳まで免疫療法を続ける

途中引っ越しなどがあり、間が空いてしまったのでですが、
7歳まで毎日卵を食べさせていました。

ゆで卵丸一個食べられるようになった時点で
学校給食を完全除去食から加工品(火の通ったもの)OKに変更し、
毎日の卵もやめました(お医者さんの指導の元)。

正直加工品が食べられれば、ほぼ何でもイケるんですよね。
ナマの卵って外食でも知らないうちに何かに混ざってるってこと
ほぼ無くて。一気に楽になりました。
なので、ゆで卵丸一個まで、頑張って欲しいと思います。

10歳の現在

10歳になりましたが、先日生卵の負荷試験を行いました。
たまごかけご飯を持参し、病室で食べさせる・・・。

なんと丸一個分の生卵を、症状なしに食べることが出来ました。
食べさせている間は(勿論病室でしたが)不安で仕方なかったのですが・・・。

餃子に入ってた微量の卵で嘔吐下痢していた頃を考えると、
嬉しくて涙がでそうになりました。

ただ、給食はまだ一部除去をしていますが、
お医者さんには12月まで色々食べて、何も出なければ
制限を解除して良さそうだね、と言われました。

0歳から10歳まで、そしてこれから

生後半年から10歳まで、長いようで短いようで長い!!10年。
まだ色々不安はありますが、とりあえずは一つ、クリアできてきたのかなと思います。

免疫療法なんて、子供がアレルギーじゃなければ知りませんでした。
こんなに良くなるんだなぁとビックリです。
また、子供が成長すると胃腸の働きが強くなって
アレルギーが出にくくなるという話も聞くので、
そういうのも相まってアレルギーをほぼ克服できたのかもしれません。
現在もアトピーはありますし、体調が悪い時に卵を摂ってしまうと
すこし痒みが出たりすることもありますが、
今までのように食材を全チェックなどしなくて良くなり、
家族の負担も減ったかなと思います。

何よりなんでもパクパク食べてる我が子を見ると
ほんと嬉しいですよね。ありがたいことです。
免疫療法サマサマ。

食べさせるのが怖い、というのもありますが、
きちんとしたお医者さんの指導の元で
免疫療法、やってみても良いと思います。
私達家族はそれで一歩前に進めました。

ABOUT ME
とろろろ
3人の子供を育ててます。3人育てても育児は楽になりません。そんな中でも毎日の生活を楽しく生き生きと過ごすための情報を発信中!