手術前の準備と心構え:
最初に粉瘤が見つかったとき、特に痛みもなく、ただ「ぶよぶよの何かができているな」という程度だったので、しばらく放置していました。しかし、徐々に大きくなってきて、触ると臭い汁のようなものが手につくようになりました。しばらくは触らなければ匂わなかったんですが、寝ている時にぷーんと匂ってきて、これはダメだ!普段接客業をしているため、近くいる人にこの匂いを嗅がせてしまう!!という危機感に駆られ、病院で診察を受けることにしました。私がかかったのは皮膚科です。
診断は「粉瘤」。ネットで調べていて、そうだろうなとは思っていたんですが、医師から「放っておいてもいいけど、切除しないと治ることはなく、今後も大きくなっていく可能性があるよ」と言われました。
このまま放っておいたらずっと臭いまま・・・・それは嫌だ!と、手術の予約を取りました。
「手術って痛いのかな?」「傷跡は残るの?」そんな疑問や不安でいっぱいでしたが、医師からは「局所麻酔を使うので痛みはほとんど感じませんよ」と説明されました。また、粉瘤は放置すると炎症を起こす可能性もあるため、できれば早めに手術することが推奨されるとのことでした。
実際の手術体験:麻酔から切除まで、痛みはある?
いよいよ手術当日。まず、首の後ろに局所麻酔を打たれました。正直、注射針が刺さる瞬間は少しチクッとしましたが、それ以降はほとんど痛みを感じませんでした。麻酔が効いてからは、医師が専用の器具で粉瘤を取り除く作業に入りました。
私の粉瘤は結構立派だったため(5センチ近くありました)、あらかじめ「結構切るよ」とは言われていました。
うつ伏せになり、切除されていきます。ザク・・・ザク・・・と言う感触だけが伝わってきます。痛みは麻酔がしっかり効いているため、ほぼありません。
ただ、粉瘤が大きかったので、少し深いところまで切るよ、と言われ、麻酔を何回か追加されました。
手術自体は30分ほどで終了。おそらく、大きさにもよりますが、先生がおっしゃるには、「小さい人なら10分くらいで終わるよ」とのこと。と考えると、私のように痛みもないし、とモタモタせず、小さいうちに切除しておいた方が、後々楽かもしれませんね・・・。
余談ですが、めちゃくちゃ綺麗に切除していただき、取り出した袋も見せてもらって、記念撮影もしましたw
コロンとした、丸い、結構な大きさの袋・・・。念の為、中身を検査する、とのことで回収されましたが、個人的にはホルマリン漬けにして持って帰りたいくらい立派で大きな袋でした・・・w
術後ケアと回復:痛みや傷跡はどうなる?日常生活への影響は?
手術後すぐに帰宅でき、お風呂にも入れるとのことでした。ただし、患部には保護テープを貼り、初日は濡らさないように、と言われ、心配ならお風呂はやめておいて、とのことでした。抜糸までの一週間は毎日通い、傷の様子を見てもらうのとともに、消毒をしてもらいました。
痛み止めも処方されましたが、実際にはほとんど使わずに済みました。翌日には痛みもほぼなくなり、日常生活にも支障はありませんでした。埋没した親知らずを抜いた時のほうが苦しみました。
抜糸までは、糸がはっきり見えるため、子供達に「フランケンシュタインだ!」と言われていましたが、当たったりしなければ痛みもほぼありませんでした。
一週間後、特に傷に問題がなければ抜糸です。抜糸は麻酔をしないので、ちょっぴり痛みがあります。
傷跡については、私は結構切ったため、半年ほど経ちますが、まだ残っています。が、首の後ろのため、髪を下ろすと見えないし、あまり気になりません。
これから粉瘤の切除を考えている方へ、不安な気持ちはよくわかります。しかし、実際には思ったよりも簡単で痛みも少ない手術です。放置して大きくなると、手術も長くなりますし、傷も大きくなります。気になる方は、お近くのお医者さんに相談してみてはいがかでしょうか。