【2027年度】東洋大学の年内入試は小論文20点・調査書30点に!宇都宮会場と入学金25万円の注意点

東洋大学の「年内学力入試」について、2025年10月のダイヤモンド・オンラインの記事で取り上げられた、「基礎学力テスト200点、小論文10点」という配点を目にした方もいるかもしれません。

ただし、その数字は2026年度入試のもの。2027年度入試では、小論文が20点、調査書等が30点に変更されています。

しかも、国公立大学との併願を考える家庭には、配点以上に確認しておきたい点があります。それが合格後の入学手続きと、実際に必要になるお金です。

栃木県の受験生にはうれしい「宇都宮会場」の情報も含めて、保護者の目線で整理しました。

※この記事は2026年10月30日時点の東洋大学公式資料をもとにしています。最終的な出願・納付条件は大学の入学試験要項で必ず確認してください。

2027年度の配点は「200点+20点+30点」に変更

東洋大学の総合型選抜「基礎学力テスト型入試」は、基礎学力テストと事前課題の小論文、調査書等を合わせて評価する入試です。

2教科均等配点方式を比較すると、変更点は次のとおりです。

評価項目 2026年度 2027年度
基礎学力テスト(2教科) 200点 200点
事前課題小論文 10点 20点
調査書等 10点 30点
合計 220点 250点

学力試験以外の配点は20点から50点へ。満点に占める割合は、約9%から20%に増えました。

つまり、2025年に書かれた「小論文10点」という記事をそのまま今年の出願判断に使うのは危険です。

なお、英語重視方式や最高得点重視方式など、合計350点満点となる方式もあります。志望学科・入試方式によって配点を確認してください。

評定平均の出願条件はない。でも「調査書等30点」は見逃せない

東洋大学の公式FAQによれば、基礎学力テスト型入試には、評定平均による出願資格の制限はありません。推薦書も不要です。

これは、評定平均を理由に最初から受験を諦める必要がないということです。

ただし、「評定平均の条件がない」ことと「高校の成績・活動の記録が合否と無関係」ということは別。2027年度は調査書等が30点になっています。

調査書等30点の内訳を「評定平均だけで何点」と単純に読み替えることはできません。具体的に何をどう採点するかについて、受験生が確認できる公表情報には限りがあります。だからこそ、学力テストだけの入試だと思い込まないことが大切です。

関連記事:国公立大学の一般入試でも調査書は関係する?2027年度の最新事情

小論文は400字。2027年度は課題文の指示にも注意

事前課題の小論文は400字以内。インターネット出願時に入力する方式です。

2027年度は、東洋大学の建学の精神から一つ選び、選んだ建学の精神を冒頭に記載したうえで、その意味をどう理解しているか、大学で学びたいことを自身の経験と関連付けて述べるよう求めています。

「なんとなく志望理由を400字書けばいい」という課題ではありません。特に、冒頭に何を書くかという指定を読み落とさないようにしたいところです。

さらに、大学の公式FAQによると小論文の入力には一時保存機能がありません。入学検定料の支払い後は、入力した内容を変更できません。

出願画面で文章を考え始めるのではなく、先に下書きを作り、文字数と誤字を確認してから入力した方が安心です。複数学科へ出願する場合の扱いも、公式要項で確認しましょう。

栃木県から受けるなら「宇都宮会場」も確認

2027年度の基礎学力テスト型入試は、全国19地区に試験会場を設ける予定で、宇都宮も対象です。

公式要項に掲載されている宇都宮の会場は、TKPガーデンシティ宇都宮(アパホテル〈宇都宮駅前〉内/宇都宮市東宿郷2-4-4)。JR宇都宮駅東口から徒歩約3分と案内されています。

東京まで移動せずに受験できる可能性があるのは、栃木県内の家庭にとって助かりますね。

ただし、大学のFAQでは、希望する試験地が収容定員に達すると選べない場合があると説明されています。また、最終的な会場は受験票で確認する必要があります。原則として駐車場は用意されないので、当日は公共交通機関を前提に考えましょう。

2027年度の出願・試験・合格発表日程

項目 日程
出願期間(郵送・消印有効) 2026年10月29日(木)〜11月4日(水)
試験日 2026年11月29日(日)
合格発表 2026年12月14日(月)
第1次入学手続締切 2026年12月18日(金)
第2次入学手続締切(2段階手続) 2027年2月26日(金)

出願にはインターネット登録、検定料の支払い、出願書類の郵送が必要です。小論文の入力が終わらないと出願登録を完了できないので、締切直前の作業は避けたいところです。

最大の注意点は、合格を確保するための「入学金25万円」

東洋大学の基礎学力テスト型入試は併願可能。国公立大学を第一志望にしている受験生も検討できます。

ですが、併願可能=合格を無料でキープできる、ではありません。

2027年度の入学手続きは、一括手続か2段階手続を選択します。2段階手続を選んだ場合の流れを見てみます。

  1. 2026年12月18日まで:第1次手続として入学申込金(入学金相当額)を納付。
  2. 2027年2月26日まで:第2次手続として残りの学費等を納付。

2027年度の予定額では、東洋大学の第1部の入学金は25万円(第2部・イブニングコースは18万円)です。

たとえば経済学部・経営学部・法学部の場合、入学手続時に必要な納付金は予定額で計76万円。内訳は入学金25万円と、残りの学費等51万円です。

ここで見落としやすいのが、東洋大学の第2次手続締切(2月26日)は、国立大学の一般選抜・前期日程の合格発表(3月6日〜10日)より前だという点です。

国公立大学の合否を見てから東洋大学の残額を納める、という予定にはできません。国公立大学に合格して東洋大学への入学を辞退する場合、大学所定の期限までに手続きをすれば入学金以外の納付金は返還対象になりますが、入学金は原則として返還されません。修学支援制度による減免・還付の取り扱いは別途確認が必要です。

つまり、「最終的に負担する金額」と「一時的に用意しておく現金」は分けて考える必要があるわけです。

受験校ごとの出願日・入学金・手続期限をまとめたい方は、当サイトの【2027年度】大学受験スケジュール表・無料カレンダーも参考にしてください。

関連記事:国公立大学は合格発表後の入学手続きも短い!締切日の注意点

まとめ|「早く合格できる」だけでは決められない

東洋大学の2027年度「基礎学力テスト型入試」で、特に確認しておきたいのは次の5点です。

  • 基礎学力テスト200点に加え、小論文20点・調査書等30点で評価する
  • 評定平均の出願条件はないが、調査書等は合否判定の対象
  • 小論文は400字以内。指定された書き出しと、支払い後の修正不可に注意
  • 栃木県内には宇都宮試験地があり、受験票で会場を最終確認する
  • 2段階手続でも、12月18日に入学金、2月26日に残額の納付が必要

年内に合格のチャンスがあるのは魅力です。一方で、国公立大学の受験を続ける家庭ほど、合格後のお金の動きまで考えてから出願するのが大事だと感じます。

「受けられるか」だけでなく、「受かったらどうするか」まで。出願前に親子で話しておきたいですね。

参考・確認先

WRITTEN BY

とろろろ

栃木で3人の子どもを育てる母です。中学受験の合格・不合格、公立中からの高校受験、集団塾・個別塾・通信教育を家庭で経験してきました。公式情報とわが家の実体験を分けながら、学校選び、家庭学習、教育費について保護者目線でわかりやすく整理しています。

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