大学受験のスケジュール管理は、試験日だけを書いておけば大丈夫……というものではありません。
まず無料版で予定を整理したい方へ
大学名・日付・予定の種類を入力すると、出願開始・締切・試験・合格発表・手続締切をまとめられる無料版カレンダーを公開しています。スマホで入力して、印刷・PDF保存もできます。別途、2027年度向けの有料版カレンダーも販売予定です。
※無料版に入力した予定は各自の端末内で管理されます。有料版の内容・仕様は現在調整中です。入試日程は必ず大学の最新募集要項で確認してください。
実際には、大学・学部・入試方式ごとに、出願開始日、出願締切、試験日、合格発表日、入学金や入学手続の締切を確認する必要があります。
特に国公立大学と私立大学を併願する場合、共通テスト利用、私立大学の一般選抜、国公立大学の二次試験が重なり、保護者が見てもかなり複雑です。
「大学受験が初めてで、そもそも共通テストが何なのかよく分からない」という場合は、先に【大学受験が初めての親へ】共通テストとは?センター試験との違い・私立の共テ利用・親がやることから確認すると、全体像をつかみやすくなります。
この記事では、2027年度大学受験に向けて、出願から入学手続までのスケジュールをどのように整理すればよいか、保護者目線でまとめます。
30秒でわかる|2027年度 大学受験のスケジュール管理
大学受験は「試験日」だけでなく、出願・支払い・合格発表・入学手続までを一緒に管理するのがポイントです。
- 高3の秋から、共通テストや各大学の出願日程の確認が増える
- 私立大学は、大学・学部・方式ごとに締切が違う
- 出願登録と検定料の支払いが別になっている場合がある
- 合格発表のあと、入学金・入学手続の締切がすぐ来る場合がある
- 「大学名/方式/出願締切/試験日/合格発表/手続締切」を一覧にしておくと確認しやすい
まずは「いつ試験か」ではなく、「いつまでに何を終えるか」を並べると、全体像が見えやすくなります。
図解|大学受験の日程はこう重なっていく
大学や入試方式によって日程は異なりますが、受験期はおおむね次の流れで進みます。
共通テスト出願
募集要項の確認
併願校候補を整理
共通テスト
私立大の出願
国公立の出願先検討
私立大の試験・合格発表
国公立大の出願・前期試験
入学金・入学手続
国公立の合格発表
後期日程
大学受験は「試験日」以外の日程管理が重要
大学受験で忘れたくないのは、試験日だけではありません。
- 出願内容の登録開始日・締切日
- 検定料の支払期限
- 調査書や写真など、必要書類の準備
- 試験日と試験会場
- 合格発表日
- 入学金の納入期限
- 入学手続や授業料などの納入期限
- 国公立大学の出願先を決める日
この中でも、特に注意したいのが合格発表日と入学手続締切が別に設定されている場合です。
合格したら終わりではなく、期限までに入学金を納めたり、入学手続を完了したりしなければ、合格が取り消されることがあります。大学によっては、入学金と授業料の支払期限が分かれていることもあります。
だからこそ、大学受験の予定は「試験日一覧」ではなく、出願から合格後までを一つの表にして管理するのがおすすめです。
2027年度大学受験の大まかな流れ
大学・学部・入試方式によって日程は異なりますが、全体の流れはおおむね次のようになります。
| 時期 | 主な予定 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 2026年9月〜10月 | 大学入学共通テストの出願 | 出願内容の登録、検定料の支払い、受験教科 |
| 2026年秋〜冬 | 私立大学の募集要項確認 | 出願期間、必要書類、試験方式、検定料 |
| 2027年1月 | 共通テスト、私立大学の出願 | 共通テストの自己採点、出願先の最終確認 |
| 2027年2月 | 私立大学の試験、国公立大学の前期・中期・後期出願 | 試験会場、移動、出願書類、締切時刻 |
| 2027年2月〜3月 | 合格発表、入学手続 | 入学金・授業料・手続書類の期限 |
この流れはあくまで全体像です。私立大学の出願期間や合格発表、入学手続の期限は大学・学部・方式ごとに異なるため、必ず各大学の募集要項で確認してください。
2027年度共通テストで先に押さえたい日程
大学入試センターの公式情報によると、2027年度(令和9年度)大学入学共通テストは、次の日程で実施されます。
- 出願内容の登録:2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)17:00
- 検定料等の支払い:2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)23:59
- 本試験:2027年1月16日(土)・17日(日)
出願内容を登録しただけでは出願完了にならず、検定料等の支払いまで必要です。登録の締切と支払いの締切で時刻が異なるため、ここは親子で共有しておきたいところです。
共通テストの出願手続や保護者が確認したい点は、こちらの記事で詳しく整理しています。【2027年度】共通テスト出願は9月15日から|保護者が確認したい注意点まとめ
スケジュール表に入れる項目
大学受験の予定を一覧にするときは、大学名だけでなく、できるだけ細かく行を分けます。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 大学・学部・方式 | ○○大学○○学部/共通テスト利用 |
| 出願期間 | 2027年1月○日10:00〜○日17:00 |
| 検定料の支払期限 | 出願締切と同じか、別日か |
| 必要書類 | 調査書、写真、志望理由書など |
| 試験日 | 本学、地方会場、共通テスト利用など |
| 合格発表 | 発表日時と確認方法 |
| 入学金・手続締切 | 納入金額、支払方法、延納の有無 |
| メモ | 会場、ホテル、交通、追加書類など |
「出願締切」だけでなく、何時までなのかも書いておくと安心です。オンライン出願では、締切日の23:59までではなく、17:00など早い時刻に締め切られることがあります。
大学受験のスケジュール管理で忘れやすい3つ
1. 出願締切と検定料の支払期限
出願フォームに入力しただけでは、手続きが完了しない場合があります。
クレジットカード、コンビニ、ネットバンキングなど、支払方法によっても手順が変わることがあります。出願したら、支払いまで完了したかを確認し、完了画面や受付番号も残しておくとよいでしょう。
2. 合格発表日と入学手続締切
合格発表の日に確認するのは、合否だけではありません。
- 合格発表の日時と確認方法
- 入学金の納入期限
- 入学手続書類の提出期限
- 授業料や諸費用の支払期限
- 延納・分納制度の有無
- 辞退する場合の手続
併願校に合格した場合、「進学するかまだ決めていないから」と後回しにしていると、手続期限を過ぎてしまう可能性があります。合格発表の行には、必ず入学手続締切も一緒に書いておきます。
3. 大学・学部・方式を別々に管理する
同じ大学でも、学部や入試方式によって出願期間、試験日、合格発表日、手続締切が違うことがあります。
「○○大学」と一行だけで管理するのではなく、大学名・学部・方式ごとに一行を作る方が、後から見返したときに混乱しにくくなります。
併願校が多い場合は「大学ごと」より「日付ごと」に見る
併願校が増えると、大学ごとの一覧だけでは、同じ日に何が重なっているのか分かりにくくなります。
そこで、次の2種類の見方を組み合わせると管理しやすくなります。
- 大学・方式ごとの一覧:出願から入学手続までを一つの行で確認する
- 日付ごとのカレンダー:その日に何をするのかを確認する
わが家でも、私立大学の共通テスト利用を複数校に出願したときは、出願締切や合格発表、入学手続の期限を一覧にして確認していました。共通テスト利用で私大を何校受けるか、受験料をどのように考えるかは、共通テスト利用で私大7校に併願したときの組み方にもまとめています。
管理方法は紙・表計算・カレンダーのどれがよい?
| 方法 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 紙の一覧表 | 家族で一緒に見たい、締切を目立たせたい | 変更があったときに書き直す |
| Excel・スプレッドシート | 大学・学部・方式を細かく比較したい | 入力しただけで安心しやすい |
| スマホのカレンダー | 締切前に通知を受けたい | 通知が多いと重要な予定が埋もれる |
一つに絞る必要はありません。たとえば、一覧表で全体を確認し、重要な締切だけをスマホのカレンダーにも登録する方法があります。
ただし、スマホの予定だけに頼ると、大学・学部・方式の情報が省略されがちです。カレンダーには「何の締切か」を具体的に入れ、元の募集要項や公式ページも確認できるようにしておきます。
大学受験の出願スケジュールを整理する3ステップ
ステップ1:志望校・併願校をすべて書き出す
まずは、第一志望だけでなく、現時点で検討している大学・学部・方式をすべて書き出します。
共通テスト後に出願先を変更する可能性がある場合も、候補を別枠で残しておくと、必要な科目や出願期限を比較できます。
ステップ2:公式の募集要項から日程を転記する
検索結果やまとめサイトの情報だけで決めず、最終的には各大学の募集要項で確認します。
特に、次の項目は大学ごとに違いやすいところです。
- 出願開始日と締切日時
- Web出願の登録期限と書類必着期限
- 調査書などの提出方法
- 合格発表の日時と方法
- 入学金・入学手続の締切
- 延納・分納ができるかどうか
ステップ3:毎週1回、変更がないか確認する
受験日程は、募集要項の公開や大学からの案内によって追加・変更されることがあります。
日程を一度入力して終わりではなく、受験する大学の公式サイトや募集要項を定期的に確認し、変更があれば一覧表にも反映します。
遠方の大学を受けるならホテルの予定も一緒に確認
国公立大学の二次試験や私立大学の地方会場など、遠方で受験する場合は、日程管理に移動と宿泊も加えておくと安心です。
- 試験会場の場所
- 自宅から会場までの移動時間
- 前泊が必要かどうか
- ホテルから試験会場までの交通
- キャンセル料が発生する時期
ホテルは、共通テスト後に出願先が決まってから予約する家庭もありますが、候補校が決まっているなら、会場や交通だけでも早めに確認しておくと慌てにくくなります。予約時期やキャンセル条件については、【2027年度】国公立二次試験のホテルはいつ予約?共通テスト後では遅い?で詳しく整理しています。
まとめ|受験日程は「締切」と「合格後」まで一緒に管理
大学受験のスケジュール管理では、試験日だけでなく、次の項目を一緒に確認することが大切です。
- 出願開始日・締切日時
- 検定料の支払期限
- 試験日と試験会場
- 合格発表日
- 入学金・入学手続締切
- 必要書類と提出方法
- ホテル・交通の予定
2027年度共通テストの本試験は、2027年1月16日・17日です。ここを基準に、私立大学の出願、国公立大学の出願、試験、合格発表、入学手続までを一つの時間軸に並べておくと、家族で予定を共有しやすくなります。
無料版を公開中|2027年度向け有料版も販売予定です
まず試してみたい方向けに、大学名・日付・予定の種類を入力できる無料版カレンダーを公開しています。さらに、2027年度の受験日程をより管理しやすくする有料版カレンダーも販売予定です。無料版と有料版の違いは、販売開始時に分かりやすくご案内します。
無料版では、大学名・日付・予定の種類を入力して、出願開始・締切・試験・合格発表・手続締切を整理できます。スマホで作成したあと、印刷やPDF保存も可能です。
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※有料版は現在準備中です。入試日程は必ず各大学の最新募集要項で確認してください。
参考:大学入試センター公式情報
大学入試の日程は、大学・学部・入試方式によって異なります。実際に出願する際は、必ず各大学の最新の募集要項と、大学入試センターの公式情報を確認してください。
