大学受験が初めてだと、分からない言葉が多すぎませんか。
「共通テストって、昔のセンター試験のことだよね?」
私も最初はそのくらいの認識でした。
さらに調べていくと、
- 私立大学にも共通テストを使って受けられる方式がある
- 大学によっては、共通テストの成績だけで合否を判定する方式もある
- 共通テストに申し込んだだけでは、大学への出願は終わっていない
……知らんこと多すぎる。
子どもは学校や塾で説明を受けていますが、親には大学入試の仕組みを一から説明してくれる人はいません。
この記事では、大学受験1人目の保護者向けに「そもそも共通テストって何?」から、私立の共通テスト利用、国公立との違い、親が手伝える事務処理までできるだけ簡単にまとめます。
共通テストは、ざっくり言えば「センター試験の後継」
大学入学共通テストは、以前の「大学入試センター試験」に代わって始まった全国共通の試験です。
親世代の感覚なら、まずは「昔のセンター試験にあたるもの」と考えると分かりやすいと思います。
ただし、出題内容や科目はセンター試験とまったく同じではありません。現在の共通テストは、知識だけでなく資料や文章を読み取って考える問題も多く、時間内に処理する力も必要になります。
共通テストの時間の厳しさについては、こちらにもまとめています。
▶ 共通テストは時間が足りない?経験者75.8%が実感|親が知っておきたい“時間内に解き切る力”
共通テストを受けたら、それだけで大学の合否が出るの?
ここが大学受験1人目の親には、かなり分かりにくいところです。
結論から言うと、大学・入試方式によります。
そして大前提として、共通テストを受けただけで、どこかの大学に自動的に出願されたり、勝手に合否が出たりするわけではありません。
共通テストへの出願と、各大学への出願は別です。
国公立大学は「共通テスト+大学ごとの試験」が基本
国公立大学の一般選抜では、多くの場合、
共通テスト + 大学ごとの個別試験(二次試験)
という形になります。
大まかな流れは、
- 1月に共通テストを受ける
- 自己採点する
- 共通テストの結果や各大学の配点を見ながら出願先を最終判断する
- 大学へ出願する
- 大学ごとの個別試験を受ける
というイメージです。
ただし、共通テストと個別試験を何点ずつ使うかは大学・学部によって違います。
共通テスト重視の大学もあれば、個別試験の比重が大きい大学もあります。
なので、同じ共通テストの点数でも、どの大学に出願するかによって見え方が変わります。
私立大学にも「共通テスト利用」がある
私が大学受験で「そうなの?」と思ったのがこれでした。
私立大学にも、大学入学共通テストの成績を使って合否判定する入試方式があります。
大学によって名称は異なりますが、「共通テスト利用入試」などと呼ばれています。
中には、共通テストの成績のみで判定し、その大学独自の学力試験を受けなくてもよい方式もあります。
つまり、
共通テストを1回受ける
↓
その成績を使って複数の私立大学へ出願する
ということもできます。
我が家も国公立大学を第一志望にしながら、私立大学は共通テスト利用を中心に出願しました。
最終的には約7校に出願し、受験料は合計約11万円。大学ごとに何度も試験を受けに行く負担を減らせた点では助かりました。
▶ 共通テスト利用で私大7校に併願|受験料約11万円だった我が家の組み方
ただし「共通テスト利用=全部同じ」ではない
ここは注意です。
「共通テスト利用」と書いてあれば、全部同じ仕組みというわけではありません。
大学・学部・方式によって、
- 何教科使うのか
- どの科目を使えるのか
- 英語をどう換算するのか
- 高得点の科目を使えるのか
- 共通テストだけで判定するのか
- 大学独自の試験も組み合わせるのか
などが違います。
だから大学受験では、「共テで何点だったか」だけでなく、「その大学・方式ではどう換算されるのか」を見る必要があります。
逆にいえば、得意科目を生かしやすい大学・方式を探せる可能性もあります。
共通テストを受けても、私立大学には自動出願されない
ここは大事なので、もう一度。
共通テストへの出願と、大学への出願は別です。
共通テストを受験していても、「○○大学の共通テスト利用入試を受けたい」と思ったら、その大学へ別途出願します。
私立大学を複数受けるなら、それぞれについて、
- 出願期間
- 出願方法
- 利用する科目
- 受験料
- 必要書類
- 合格発表日
- 入学手続期限
を確認します。
ここまで来ると、私はもう、「受験生の親、ほぼ事務員では?」と思いました。
親が事務処理までやるのは過保護?
高校3年生なのだから、出願くらい本人に全部やらせるべき、という考え方もあると思います。
もちろん、自分の受験なので本人が仕組みを理解することは大切です。
一方で受験期の子どもは、学校、模試、塾、過去問、志望校選びとかなり忙しい。
その横で親ができることといえば、お金の準備と体調管理、それから事務処理くらいです。
だったら私は、勉強は本人。事務処理は親も手伝う。くらいでもいいんじゃないかと思っています。
全部親が勝手に入力する必要はありません。
でも、
- 締切いつだっけ?
- 支払いまで終わった?
- この大学、共テ利用も出すんじゃなかった?
- 入学金の期限、第一志望の発表より前じゃない?
と確認する人がもう一人いるだけでも、見落としは減らせます。
実際、親が一覧にしておくと楽だったもの
我が家では、大学名だけではなく、
- 入試方式
- 出願締切
- 必要科目
- 受験料
- 試験日
- 合格発表日
- 入学手続期限
をまとめて確認していました。
特に怖いのが日付です。
第一志望の結果が出る前に、合格した私立大学の入学手続期限が来ることもあります。
「受かった!よかった!」だけでは終わらず、いつ・どこに・いくら払う可能性があるのかまで見ておく必要があります。
2027年度の共通テストはWeb出願
2027年度(令和9年度)の大学入学共通テストでは、志願者本人が共通テスト出願サイトからWebで手続きを行います。
本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)です。
出願内容の登録は2026年9月15日(火)10時~10月2日(金)17時、検定料等の支払いは10月2日(金)23時59分までです。
大事なのは、出願内容を入力しただけでは完了ではないこと。
検定料等の支払いまで必要です。
必要になるものや、顔写真、受験教科、訂正期間、受験票の印刷などは別記事で詳しくまとめています。
▶ 【2027年度】共通テスト出願は9月15日から|保護者が確認したい注意点まとめ
大学受験1人目なら、まずこの5つだけ分かれば大丈夫
高校受験まではなんとなく分かっていても、大学受験になると急に制度が複雑になります。
最初から全部理解しようとするとしんどいので、まず親が覚えておくならこの5つで十分だと思います。
- 共通テストは昔のセンター試験の後継
- 国公立の一般選抜は「共テ+大学ごとの試験」が基本
- 私立にも共テの成績を使って受けられる方式がある
- 共テの成績だけで判定する私立の方式もある
- 共テとは別に、各大学への出願が必要
そこから子どもの志望校が決まってきたら、その大学・学部の最新の募集要項を詳しく確認すればOKです。
親は「受験の事務局」くらいでもいいと思う
大学受験の勉強は、親には代わってあげられません。
共通テストの点数を上げてあげることもできません。
だったら、出願の日を確認する。必要な受験料を用意する。締切を一覧にする。本人が申し込んだ内容を一緒に確認する。
そのくらいは親が担当してもいいんじゃないかなと思っています。
むしろ本人が勉強に集中できるなら、親が得意なところを分担するのも一つの方法です。
大学受験は、勉強だけではなく「知らなかった」で損をしないことも大事。
大学受験1人目で、「そもそも仕組みが分からん!」という保護者の方に、少しでも役立てばうれしいです。
次に読むなら
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参考
※入試方式・利用科目・出願方法は大学・学部・年度によって異なります。実際に出願する際は、大学入試センターおよび各大学が公表する最新の募集要項をご確認ください。この記事は2026年9月18日時点で確認できる情報をもとに作成しています。