2027年度(令和9年度)の大学入学共通テストは、2026年9月15日(火)10時から出願内容の登録が始まります。
高校3年生にもなると、「もう大学受験なんだから、出願くらい本人に任せた方がいいよね」と思う保護者も多いのではないでしょうか。
もちろん、基本的には本人がやるべきだと思います。
ただ、共通テストの出願については、親も一度は一緒に確認しておくことをおすすめします。
なぜなら、「入力したつもりだった」「支払いまで必要だと知らなかった」「受験する教科の登録を間違えた」というミスが、そのまま受験に影響する可能性があるからです。
2027年度の共通テストもWeb出願です。高校に通っている現役生も、学校がまとめて出願してくれるわけではなく、志願者本人が共通テスト出願サイトから手続きを行います。
この記事では、2027年度共通テストの出願について、特に保護者が確認しておきたいポイントをまとめます。
2027年度共通テスト出願の日程
まず、ここだけは親子で共有しておきたい日程です。
| 手続き | 期間 |
|---|---|
| マイページ作成 | 2026年7月1日10:00~10月2日17:00 |
| 出願内容の登録 | 9月15日10:00~10月2日17:00 |
| 検定料等の支払い | 9月15日10:00~10月2日23:59 |
| 出願内容の確認・訂正 | 10月9日10:00~10月16日17:00 |
| 受験票の取得 | 12月4日10:00~ |
| 共通テスト本試験 | 2027年1月16日・17日 |
ポイントは、出願内容を登録しただけでは出願完了ではないことです。
検定料等の支払いまで済ませる必要があります。
特に締切日の10月2日は、出願内容の登録が17時までなのに対して、検定料等の支払いは23時59分まで。「画面に入力したから終わった」と安心せず、支払いまで完了しているか確認しましょう。
親が一番確認したいのは「出願したつもり」になっていないか
2027年度共通テストの出願では、マイページを作成し、そこから志願者情報や顔写真、受験教科などを登録します。そして最後に検定料等を支払います。
マイページを作った=出願完了でも、出願内容を入力した=出願完了でもありません。
検定料等の支払いが完了して、初めて出願が完了します。
大学入試センターも、支払期限までに検定料を支払わなければ出願は受理されず、共通テストを受験できないと案内しています。
高校3年生なら本人に手続きをさせつつ、「最後まで終わった?」ではなく、「支払いまで終わった?」と確認しておくと安心です。
受験教科は「今受けたい科目」ではなく志望大学から逆算する
ここはかなり重要です。
共通テストでは、出願時に受験する教科などを登録します。特に「地理歴史・公民」と「理科」は、受験する科目数や組み合わせを事前に確認しておきたいところです。
たとえば、「第一志望ではこの科目しか使わないから大丈夫」と思って登録したあと、国公立大学の出願先を変更したり、私立大学の共通テスト利用方式を検討したりしたときに、必要科目が足りないと困ります。
共通テスト本番まで志望校が変わることは珍しくありません。
だから出願時点では、現在の第一志望だけではなく、併願校・志望変更の可能性まで含めて必要な教科を確認しておくのがおすすめです。
大学によって利用できる科目や組み合わせは異なります。「学校でこの科目を履修しているから大丈夫」ではなく、志望大学の募集要項で確認することが大切です。
共通テスト本番そのものについては、こちらの記事でも時間配分の難しさをまとめています。
共通テストは時間が足りない?経験者75.8%が実感|親が知っておきたい“時間内に解き切る力”
顔写真は事前に用意しておく
Web出願では、顔写真もデータでアップロードします。
2027年度の場合、使用する顔写真は2026年7月1日以降に撮影したものが必要です。上半身・無帽・無背景で、加工や修正を施した写真は使用できません。
紙の証明写真を郵送するわけではありません。
出願を始めてから「写真がない!」となると意外と面倒なので、9月15日までに写真データを準備しておくとスムーズです。
メールアドレスも必要になります。今後、大学受験関係で使うことを考えると、普段ほとんど確認しないアドレスではなく、本人が確実に確認できるメールアドレスを使っているかも一度見ておいた方がいいでしょう。
検定料はいくら?
2027年度共通テストの検定料は、3教科以上を受験する場合が18,000円、2教科以下の場合が12,000円です。
さらに、共通テストの成績閲覧を希望する場合は300円が加算されます。
支払い方法は、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyです。
家庭によっては、「本人に任せていたけれど、支払いのところで親を呼ばれた」となりやすいところ。どの方法で支払うのか、事前に親子で話しておくといいと思います。
「成績閲覧を希望するか」も出願時に選ぶ
共通テストの成績は、出願時に成績閲覧を希望した場合、2027年4月1日から4月30日までマイページで確認できます。
成績閲覧手数料は300円です。
大学入試が終わったあとに、「結局、共テ何点だったんだろう?」と気になる家庭もあると思います。
自己採点ではなく正式な成績を確認したい場合は、「希望する」で登録しておく必要があります。
300円なので、わが家ならここは付けておいてもいいかなと思うところです。
間違えても10月に確認・訂正期間がある
出願した瞬間、「間違えたらもう終わり?」というわけではありません。
2027年度は、10月9日10時から10月16日17時まで出願内容の確認・訂正期間があります。
出願後は、マイページの「出願内容の確認・訂正」から内容を確認できます。訂正が必要な場合は、この期間内に手続きを行います。
ただし、「あとで直せるから、とりあえず入力しておこう」と考えるより、一度きちんと確認してから登録する方が安心です。
出願したら終わりではなく、10月9日になったらもう一度親子で登録内容を見るくらいに考えておくとよさそうです。スマホのカレンダーに入れてしまうのもおすすめです。
受験上の配慮が必要な場合は別に手続きがある
病気やけが、障害などのために試験時間や座席、試験室などの配慮が必要な場合は、「受験上の配慮」の申請があります。
こちらは通常のWeb出願とは別に手続きが必要です。
2027年度の第2期申請は、10月2日必着(または9月30日消印有効)です。
共通テストの出願締切と近いため、「必要になったら直前に考えればいい」では間に合わない可能性があります。
配慮が必要かもしれない場合は、早めに学校や大学入試センターの案内を確認してください。
12月になったら「受験票を印刷」する
もう一つ、親が覚えておきたいのが受験票です。
2027年度は、12月4日10時からマイページで受験票を取得できます。
そして受験票は、自分で紙に印刷して試験当日に持参します。
スマートフォンに受験票の画面を表示するだけでは、試験場に入場できません。
「スマホに入ってるから大丈夫」ではないので注意してください。
自宅にプリンターがなくても、コンビニなどで印刷できます。12月に入ったら、「共テの受験票、印刷した?」を忘れずに。
共通テスト出願で親がやるべきなのは「代わりに入力」ではなく「確認」
大学受験は、本人が自分で手続きをする経験も大切です。
なので、親が横から全部入力してしまう必要はないと思います。
でも、まだ高校3年生。模試、学校、塾、受験勉強、推薦や一般入試の準備……と、本人たちもかなり忙しい時期です。
共通テストを受験できるかどうかに関わる手続きまで、「もう高校生なんだから全部自己責任」にしてしまう必要もないのではないでしょうか。
本人が入力する。親は最後に一緒に確認する。
このくらいがちょうどいいと思います。
特に2027年度の出願では、次の点だけは親子で確認しておきたいところです。
- マイページを作成したか
- 9月15日以降に出願内容を登録したか
- 志望大学に必要な受験教科・科目数になっているか
- 顔写真データを準備したか
- 検定料等の支払いまで完了したか
- 10月9日以降に出願内容をもう一度確認したか
- 12月4日以降に受験票を紙で印刷したか
共通テスト本番は2027年1月16日・17日です。
受験勉強そのものは親が代わってあげられません。
だからこそ、こうした事務手続きについては、本人に任せつつも家庭でダブルチェックしておく。それだけでも、受験直前の余計なトラブルを一つ減らせると思います。
参考:大学入試センターの公式情報
※この記事は2026年9月9日時点で公表されている大学入試センターの公式情報をもとに作成しています。実際に出願する際は、必ず大学入試センターの最新情報・受験案内をご確認ください。