模試D判定・E判定でも受ける?志望校を下げる判断はいつ?親が見るべき5つのポイント

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模試の結果に「D判定」「E判定」。

保存用チェックリストを作りました。
▶ 模試D・E判定で親が確認する5項目を見る

「このまま第一志望を受けて大丈夫?」
「そろそろ志望校を変えた方がいいんじゃない?」

本人の希望を応援したくても、親としては不安になりますよね。

わが家の息子も、偏差値60前後の進学校で校内順位は下位30%前後。模試ではC〜E判定が出ていました。共通テスト後に志望校を変更し、最終的には国公立理系へ進学しました。

最初の第一志望に奇跡の逆転合格をしたのではなく、得点と本人の希望を見て、出願先を選び直した経験です。

その経験も交えながら、主に国公立大学の一般選抜を考えている家庭に向けて、判断のタイミングと確認事項を整理します。

志望校を見直すのはいつ?

共通テスト前:第一志望を考えながら、別の候補も準備する

高3秋の段階で私が勧めたいのは、「第一志望を諦めるか」の結論を急ぐより、別の選択肢を具体的に用意することです。

同じ分野を学べる大学や、得意科目を生かせる入試方式を調べておく。「第一志望しか知らない」状態から抜け出す準備です。

ただし、必要科目の対策がほとんど進んでいない場合などは、共通テスト後まで判断を先送りせず、学校や塾の先生と学習計画を見直しましょう。

「第一志望を目標に勉強すること」と「最後にどこへ出願するか」は、分けて考えて構いません。

共通テスト後:自己採点と二次試験の見通しで出願先を絞る

共通テスト後は、自己採点を候補大学の配点に換算し、二次試験の力と合わせて検討します。河合塾の判定でも、共通テストと記述模試を組み合わせ、大学ごとの配点比率を加味した総合評価が用いられています。(出典:河合塾「模試判定ヘルプ」)

ここでは「あと少しだから何とかなる」だけでなく、過去問への取り組みも先生に見てもらい、二次試験で必要な得点を狙えるか考えたいところです。

なお、私立の併願準備まで一緒に先送りにはしないでください。候補校の出願締切・試験日・入学手続期限は、先に確認しておきましょう。

親が「志望校を下げたら?」と言う前に見る5つのこと

① 判定だけでなく、目標との差を見る

D・E判定の基準は、模試によって異なります。まずは受けた模試の説明を確認し、別の模試の判定をそのまま同じ尺度で比べないようにしましょう。(参考:河合塾の判定基準/ベネッセの判定基準)

次に見るのは、その大学に対応した目標点や偏差値との差です。同じE判定でも、目標に近いのか、大きく離れているのかで、考えるべき対策は変わります。

ただし、「ボーダーまであと何点」と「あと何点取れば必ず合格」は別です。 河合塾のボーダーラインは、合否の可能性が50%に分かれると予想する目安で、合格を保証する点数ではありません。(出典:河合塾「ボーダーラインとは」)

② 大学の配点と、本人の得意不得意が合っているか

国公立大学では、共通テストと二次試験の比率、科目ごとの配点を確認します。河合塾の模試判定でも、大学の入試科目・配点を考慮して得点や偏差値が算出されています。(出典:河合塾「模試判定ヘルプ」)

数学が苦手なら、数学の配点が大きい方式でどこまで取れそうか。得意な社会や英語が、合否判定にどの程度使われるのか。

大学名や偏差値だけでなく、「この配点で自分は点を取れるか」を見ます。

ただし、得意科目を生かせる配点だからといって、それだけで合格しやすいとは判断しません。過去問の難しさや、ほかの科目の状況も合わせて考えましょう。

③ 残り時間で、何を改善するのか説明できるか

「これから頑張る」だけでは、出願判断の材料としては足りません。

たとえば英語なら、単語が分からないのか、文の構造を読めないのか、時間が足りないのか。答案を見ながら、どこで失点しているかを具体的にします。

そのうえで、「次の模試までに何をするか」「改善したかを何で確かめるか」を本人や先生と相談します。

今後の伸びを決めつけるのではなく、対策と結果を確認して判断する。 判定が変わらなくても、苦手分野の正答率などに変化があるか見ておきたいところです。

④ 第一志望以外に、進学を考えられる大学があるか

第一志望に挑戦するとしても、ほかの選択肢までなくす必要はありません。

実力相応の候補に加え、合格可能性を高めに見込める併願先も検討します。ただし「安全校」という呼び方をしていても、合格が確約されているわけではありません。

ここで大切なのは、受かりそうかだけでなく、受かったら実際に通いたい・通える大学かです。

学ぶ内容、学費、通学や一人暮らしの費用まで確認して、本人と家庭が納得できる候補を用意しましょう。

⑤ 本人が残したい希望は何か

「大学名を変えること」と「やりたいことを諦めること」は、必ずしも同じではありません。

その大学そのものに行きたいのか。学びたい分野があるのか。自宅から通いたいのか。国公立であることを重視しているのか。

何を優先したいのかが分かれば、別の大学でも希望を満たせるか考えられます。

親が先に「ここなら受かるでしょ」と決めるのではなく、本人の希望と、家庭として可能な条件を並べて相談することを大切にしたいです。

今日やるなら、第一志望と「もう1校」を比べてみる

模試の結果を見たその日に、「下げる」「下げない」の結論を出す必要はありません。

まずは成績表と募集要項を出し、第一志望と別の候補1校について、必要科目・配点・日程・学べる内容を比べてみてください。

声をかけるなら、

「もう志望校を下げたら?」ではなく、
「第一志望のことも考えながら、ほかに学びたいことができる大学も一緒に調べてみようか」

くらいからでもいいと思います。

わが家の経験から伝えたいのは、「D・E判定でも大丈夫」という励ましではありません。

判定が厳しいときこそ、選択肢を準備して、根拠を持って出願先を決められる状態にしておく。

第一志望への挑戦も、志望校の変更も、その準備をしたうえで親子で考えていきましょう。


次に確認すること
共通テスト・私立・国公立の受験の流れを確認する
出願・試験・入学手続のスケジュールを整理する

出典確認:2026年9月24日。入試科目・配点・日程は、各大学の最新の募集要項で確認してください。

WRITTEN BY

とろろろ

栃木で3人の子どもを育てる母です。中学受験の合格・不合格、公立中からの高校受験、集団塾・個別塾・通信教育を家庭で経験してきました。公式情報とわが家の実体験を分けながら、学校選び、家庭学習、教育費について保護者目線でわかりやすく整理しています。

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