【2027年度】栃木県私立高校の募集人員は350人減|足大附300人減、その中身は?

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2027年度(令和9年度)の栃木県私立高校の募集人員が公表されました。

全日制14校の募集総人員は6,575人。2026年度の6,925人から、350人減です。

ただし、14校が少しずつ減ったわけではありません。募集人員が減ったのは3校で、そのうち足利大学附属高校だけで300人減となっています。

「私立の募集人員が350人も減るなら、併願も厳しくなるの?」と感じるかもしれませんが、募集人員の減少だけで難易度が上がるとは判断できません。特に足利大学附属高校は、学科再編と近年の実入学者数も合わせて見る必要があります。

2027年度の栃木県私立高校は6,575人募集、前年比350人減

栃木県が公表した資料によると、2027年度の私立高校(全日制)14校の募集総人員は6,575人です。

学科区分 2027年度 2026年度 前年差
普通科 5,015人 5,045人 -30人
商業に関する学科 590人 650人 -60人
工業に関する学科 440人 660人 -220人
家庭に関する学科 370人 410人 -40人
その他の学科 160人 160人 ±0人
合計 6,575人 6,925人 -350人

学科別では、特に工業に関する学科が220人減と大きく動いています。

募集人員が減った私立高校は3校

学校別に見ると、募集人員が前年から減ったのは次の3校です。

高校 2026年度 2027年度 前年差
足利大学附属 620人 320人 -300人
佐野日本大学 510人 470人 -40人
幸福の科学学園 40人 30人 -10人

つまり、県全体では350人減ですが、その大部分を足利大学附属高校の300人減が占めています。

「栃木の私立高校全体が一斉に狭き門になった」と見るより、学校・学科ごとの変更として確認した方が実態に近いでしょう。

足大附「300人減」は募集人員の話。実入学者数とは別

今回、一番目を引くのが足利大学附属高校です。栃木県の公表資料では、2026年度の募集人員は620人、2027年度は320人で、募集人員ベースでは300人減です。この数字自体は県の資料どおりです。

ただし、これは「実際の入学者が300人減る」という意味ではありません。学校法人足利大学の事業報告書によると、足利大学附属高校の実入学者数は2022年度252人、2023年度237人、2024年度241人、2025年度244人、2026年度242人でした。近年は募集人員620人を大きく下回る入学者数で推移しています。

また学校法人の2025年度事業報告書では、機械・自動車・電気・建築の専門4学科を再編し、2026年度入学生から「普通科・総合工学科・情報処理科」の3学科体制になったと説明されています。

そのため、620人→320人という募集人員の減少だけを見て「300人分入りにくくなる」「一気に難化する」と考えるのは早いでしょう。2027年度の実際の志願者数や倍率、学科別の募集状況まで合わせて見る必要があります。

2027年度の志願状況が公表されたら、募集人員とセットで確認して追記します。

私立350人減で、併願校選びは変わる?

現時点で「私立が350人減ったから、併願校を変えた方がいい」とまでは言えません。

理由は、今回の減員が特定の学校に集中しているからです。志望している私立高校の募集人数が前年と変わっていなければ、県全体の350人減を必要以上に心配する必要はありません。

一方、足利大学附属や佐野日本大学を併願候補にしている場合は、今年の志願者数と倍率は前年より丁寧に見ておきたいところです。

1.県全体の数字だけで判断しない

今回の350人減は3校に集中しています。まずは自分が受験する高校・学科が前年からどう変わったのかを確認しましょう。

2.最終的には志願者数・倍率も見る

募集人員が減っても、志願者数も同じように減れば倍率が大きく上がらないことがあります。反対に、募集人員が変わらなくても人気が集中すれば倍率は上がります。

3.学科・コース単位で確認する

私立高校は、同じ学校でも学科やコースによって試験内容や募集人員、出願条件が異なる場合があります。学校全体の数字だけでなく、希望する学科・コースの募集要項まで確認しておきましょう。

2027年度に推薦入試を実施する私立高校は8校

栃木県の公表資料では、2027年度に推薦入試を実施する学校は8校です。

  • 文星芸術大学附属高校
  • 宇都宮文星女子高校
  • 足利大学附属女子高校
  • 白鷗大学足利高校
  • 星の杜高校
  • 國學院大學栃木高校
  • 矢板中央高校
  • 佐野日本大学高校

推薦・単願・併願では、出願条件や手続きが異なる場合があります。中学校からの案内と各校の募集要項を必ず確認してください。

県立高校も2027年度は400人減

2027年度は私立高校だけでなく、栃木県立高校の全日制募集定員も前年比400人減の10,005人となっています。一方、2027年3月の県内中学校卒業見込者数は前年比588人減の15,870人です。

少子化で中学生が減る一方、公立・私立とも募集定員が調整されています。

県立高校の学校別増減はこちらで詳しくまとめています。

【2027年度】栃木県立高校の定員変更まとめ|宇都宮南は増、栃木・佐野東は減

栃木県高校入試の全体像から確認したい方はこちら。

【2027年度】栃木県高校入試ガイド

まとめ|見るべきは「350人減」より自分の併願校

2027年度の栃木県私立高校は、全日制14校で6,575人、前年比350人減となりました。

  • 足利大学附属:300人減
  • 佐野日本大学:40人減
  • 幸福の科学学園:10人減

数字だけを見ると大きな減少ですが、実際には3校に集中しています。

「私立全体が350人減った」ではなく、「自分が併願する学校・学科はどう変わったか」を確認することが重要です。

今後、2027年度の志願者数や倍率が公表されたら、募集人員と合わせて追記していきます。

※2026年9月14日時点の公表情報をもとに作成しています。出願前には各高校の最新の募集要項をご確認ください。


主な出典
栃木県|令和9(2027)年度私立高等学校生徒募集要項一覧について
栃木県|令和8(2026)年度私立高等学校生徒募集要項一覧について
学校法人足利大学|事業報告書・財務情報
栃木県|令和9(2027)年度県立高等学校の募集定員について

WRITTEN BY

とろろろ

栃木で3人の子どもを育てる母です。中学受験の合格・不合格、公立中からの高校受験、集団塾・個別塾・通信教育を家庭で経験してきました。公式情報とわが家の実体験を分けながら、学校選び、家庭学習、教育費について保護者目線でわかりやすく整理しています。

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