【2027年度】栃木県立高校の募集定員まとめ|400人減、定員が増える・減る高校はどこ?

栃木県立高校の校舎と募集定員の推移を示す資料
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2027年度(令和9年度)の栃木県立高校の募集定員が、2026年9月1日に栃木県から発表されました。

今年の大きなポイントは、全日制高校の募集定員が前年より400人減ることです。

「400人も減るなら、高校受験が厳しくなるの?」

と心配になる方もいるかもしれません。

ただ、詳しく見てみると、県内すべての高校で少しずつ定員が減るわけではありません。

2027年度は高校再編の影響が大きく、

  • 宇都宮清陵高校の全日制募集停止
  • 鹿沼南高校・鹿沼商工高校を再編した「鹿沼華陵高校」の開校
  • 今市高校・今市工業高校・日光明峰高校の再編
  • 那須拓陽高校の定員減
  • 宇都宮南高校の定員増
  • 栃木高校、佐野東高校の定員減

など、特定の学校・地域に変更が集中しています。

この記事では、栃木県が公表した公式資料をもとに、2026年度との違いを保護者向けに分かりやすく整理します。栃木県によると、2027年3月の県内中学校卒業見込者は15,870人で前年より588人減、県立高校全日制の募集定員は10,005人で前年より400人減となる予定です。

2027年度の全校別募集定員や特色選抜の割合、一般選抜の配点まで一覧で確認したい方は、【2027年度】栃木県立高校の募集定員一覧|前年差・特色選抜割合・内申点の比重まで54校まとめもご覧ください。

※2026年9月1日の発表時点では、栃木県は正式な決定は教育委員会定例会を経てからとしています。最新情報は栃木県の発表をご確認ください。

2027年度の栃木県立高校、募集定員は10,005人

まず全体を見てみます。

2026年度 2027年度 増減
県内中学校卒業見込者数 16,458人 15,870人 ▲588人
県立高校・全日制募集定員 10,405人 10,005人 ▲400人
全日制の学級数 261学級 251学級 ▲10学級
定時制募集定員 560人 560人 増減なし

2026年度の県立高校全日制募集定員は10,405人でしたが、2027年度は10,005人へ。10学級、400人分が減少します。

一方、中学校卒業見込者数そのものも588人減っています。

「県立高校だけが大幅に狭き門になる」

というより、少子化に合わせて高校側の定員も減らしていると考えた方が実態に近そうです。

ただし、定員の増減は高校ごとにかなり違います。

【一覧】2027年度に募集定員が変わる県立高校

保護者がまず押さえておきたい変更を一覧にしました。

一般的な高校再編以外の増減

高校 2026年度 2027年度 増減
宇都宮南 280人 320人 +40人
栃木 240人 200人 ▲40人
佐野東 200人 160人 ▲40人

2027年度、再編以外で募集定員が増えるのは宇都宮南高校です。

普通科が7学級から8学級となり、280人から320人へ40人増えます。

一方、

  • 栃木高校 6学級→5学級
  • 佐野東高校 5学級→4学級

となり、それぞれ40人減少します。

特に栃木高校を志望している家庭は、前年と同じ感覚で倍率を見るのではなく、「志願者数÷200人」で考える必要がある点に注意したいところです。

宇都宮南は40人増|280人→320人へ

今回、受験生にとって分かりやすい「定員増」となるのが宇都宮南高校です。

2026年度は、

7学級・280人

でしたが、2027年度は、

8学級・320人

となります。

40人分、つまり1クラス増です。

もちろん定員が増えたから必ず倍率が下がるとは限りません。

志願者数も増えれば倍率は変わらないため、秋以降に発表される進路希望調査や実際の出願状況と合わせて見る必要があります。

ただ、2026年度と志願者数が同程度なら、定員増は受験生にはプラス材料になります。

栃木高校は240人→200人へ|1クラス減

男子校の栃木高校は、

6学級・240人 → 5学級・200人

へ変更されます。

40人減です。

例えば仮に志願者が240人だった場合、

  • 定員240人なら倍率1.00倍
  • 定員200人なら倍率1.20倍

となります。

もちろん実際には志願者数も毎年変動しますが、定員40人の違いは倍率を見る上でかなり大きいです。

2027年度に栃木高校を考えている家庭は、秋以降の志望者数を例年以上に確認しておきたいところです。

佐野東高校も200人→160人へ

佐野東高校も1学級減となります。

2026年度は200人でしたが、2027年度は160人。

40人減少します。

こちらも前年倍率との単純比較には注意が必要です。

例えば「去年は1.1倍だったから今年も同じくらい」と考えるのではなく、2027年度の160人という募集定員に対して何人が志望しているかを見る必要があります。

2027年度は「高校再編」による変更がかなり大きい

今回の400人減で特徴的なのは、単純な定員削減だけではありません。

栃木県が進めている県立高校再編の影響がかなり大きくなっています。

県の発表では、高校再編による学級数の増減だけで9学級減となっています。

地域別に見てみます。

宇都宮清陵|全日制160人の募集を停止

宇都宮清陵高校は、2026年度まで、

全日制普通科4学級・160人

を募集していました。

2027年度からは全日制の募集を停止します。

ただし「宇都宮清陵高校そのものがなくなる」という意味ではありません。

2027年度からはフレックス・ハイスクールへ再編され、

  • 定時制普通科・午前部 80人
  • 定時制普通科・午後部 80人

の計160人を募集します。

つまり、全日制普通科を希望していた層にとっては、宇都宮地区の選択肢が160人分減ることになります。

一方、より柔軟な学び方を希望する生徒にとっては、新しい選択肢が生まれることになります。

鹿沼地区|鹿沼南・鹿沼商工から「鹿沼華陵高校」へ

鹿沼地区では大きな再編があります。

2026年度までの全日制募集定員は、

  • 鹿沼南高校 120人
  • 鹿沼商工高校 120人

合計240人でした。

2027年度は両校を再編して、新たに鹿沼華陵高校が開校します。

鹿沼華陵高校の全日制募集定員は240人・6学級です。

内訳は、

学科・コース 募集人数
農林科学科 40人
機械・土木科 機械コース 20人
機械・土木科 土木コース 20人
情報科学科 40人
商業科 80人
ライフデザイン科 40人
合計 240人

となっています。

ここは非常に重要で、

鹿沼華陵高校が240人増えた

と見るのは少し違います。

旧2校の募集人数も合計240人だったため、鹿沼地区全体では全日制定員は基本的に維持されています。

学校名と学科構成が大きく変わる、と考える方が分かりやすいでしょう。

日光地区|3校合計360人→今市高校240人へ

今回、人数面で大きな変化があるのが日光地区です。

2026年度は、

高校 募集定員
今市 160人
今市工業 120人
日光明峰 80人
合計 360人

でした。

2027年度は、

  • 今市高校 4学級→6学級
  • 今市工業高校 3学級→0学級
  • 日光明峰高校 2学級→0学級

となります。

新しい今市高校は総合学科6学級・240人です。

つまり地域全体では、

360人 → 240人

となり、120人分減少します。

今市高校だけを見ると80人増えていますが、今市工業・日光明峰まで含めて考えると、実際には地域全体の募集枠は大きく縮小します。

ここは公式資料を学校単位で眺めているだけでは少し分かりにくいポイントです。

那須拓陽は240人→160人|普通科2学級減

那須拓陽高校も大きく変わります。

2026年度は6学級・240人でしたが、2027年度は4学級・160人となります。

80人、2学級減です。

2027年度の募集学科は、

  • 農業経営 40人
  • 生物工学 40人
  • 食品化学 40人
  • 食物文化 40人

の計160人となっており、普通科2学級分がなくなる形です。

普通科志望だった家庭にとっては、特に注意が必要な変更です。

400人減の内訳をざっくり見ると

今回の変更を「県全体で400人減」とだけ見ると分かりにくいので、主な増減をまとめるとこうなります。

変更 増減
宇都宮清陵・全日制募集停止 ▲160人
鹿沼地区再編 ±0人
今市・今市工業・日光明峰再編 ▲120人
那須拓陽 ▲80人
宇都宮南 +40人
栃木 ▲40人
佐野東 ▲40人
合計 ▲400人

こうして見ると、400人減の多くが高校再編によるものだと分かります。

県内の人気普通科高校が一律に1クラスずつ減らされた、という状況ではありません。

宇高・宇女・石橋・宇都宮北などは定員変更なし

宇都宮地区の主な普通科高校では、

高校 2027年度募集定員
宇都宮 280人
宇都宮女子 280人
宇都宮北 320人
石橋 240人
宇都宮中央 280人
鹿沼 200人
鹿沼東 160人

などとなっています。2026年度と比較して、これらの学校の募集定員に変更はありません。

「県全体で400人減」という数字だけを見ると心配になりますが、志望校によって影響はかなり違うことが分かります。

定員減=必ず倍率アップ、ではない

保護者として注意しておきたいのは、

募集定員が減った
=必ず合格しにくくなる

わけではないことです。

倍率は、

志願者数 ÷ 募集定員

で決まります。

例えば定員が240人から200人に減ったとしても、志願者数も同じ割合で減れば倍率は大きく変わりません。

反対に、定員据え置きでも志願者が増えれば倍率は上がります。

そのため、2027年度入試では今後発表される、

「中学3年生の進路希望調査」

を見ることがかなり重要になります。

特に、

  • 栃木高校
  • 佐野東高校
  • 宇都宮南高校
  • 今市高校
  • 那須地区の高校

など、募集人数や学校再編に動きがあった地域では、昨年度の倍率だけではなく2027年度の志望者数を見ることをおすすめします。

2027年度受験生の保護者が今確認しておきたいこと

今回の発表を受けて、まず確認しておきたいのは次の3点です。

1.志望校の募集人数が前年から変わっていないか

特に栃木高校、佐野東高校、宇都宮南高校などは前年から募集人数が変わっています。

「去年の倍率」を見るときには、募集人数も一緒に確認しましょう。

2.高校再編で学科そのものが変わっていないか

鹿沼・日光・那須などは、単なる定員変更ではなく学校や学科そのものが変わります。

「高校名」だけではなく、2027年度に実際に募集する学科まで確認しておく必要があります。

3.秋以降の志望者数をチェックする

本当に気になるのは、募集人数よりも、

その定員に対して何人が受験を希望しているか

です。

募集定員が分かった今、次に注目したいのは進路希望調査です。

当サイトでも、県から2027年度の志望者数が発表され次第、高校別の倍率と前年からの変化を分かりやすくまとめる予定です。

まとめ|2027年度は「400人減」より学校ごとの変更を見る

2027年度の栃木県立高校全日制の募集定員は、前年より400人少ない10,005人となる予定です。

ただし、今回の400人減は県内すべての高校で均等に減るわけではありません。

特に大きいのは、

  • 宇都宮清陵の全日制募集停止
  • 日光地区3校の再編
  • 那須拓陽の普通科募集減
  • 栃木高校・佐野東高校の1学級減

です。

一方で、宇都宮南高校は1学級・40人増となります。

また、宇都宮高校、宇都宮女子高校、石橋高校、宇都宮北高校など、募集定員が変わらない高校も多くあります。

受験生の家庭では「栃木県全体で400人減」という数字だけで判断せず、

自分の志望校が何人募集するのか

をまず確認しておくのがおすすめです。

今後、進路希望調査や実際の出願倍率が発表されると、2027年度入試の状況がさらに見えてきます。

出典

本記事は、栃木県が2026年9月1日に公表した「令和9(2027)年度栃木県立高等学校の生徒募集定員」および2026年度資料、県立高校再編資料をもとに作成しています。

(2026年9月4日確認)

WRITTEN BY

とろろろ

栃木で3人の子どもを育てる母です。中学受験の合格・不合格、公立中からの高校受験、集団塾・個別塾・通信教育を家庭で経験してきました。公式情報とわが家の実体験を分けながら、学校選び、家庭学習、教育費について保護者目線でわかりやすく整理しています。

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