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SNSを見ていると、小学生でも毎日1〜2時間勉強する子が普通に見えることがあります。
その一方で、家では宿題だけで精いっぱい。教材を買っても続かない。「うちの子だけ勉強していないのでは」と焦る。こういう悩みは、珍しくありません。
ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」では、学校のある日の総学習時間は、2015年から2025年にかけて、小学4〜6年生で83分から66分に減っていました。中学生は107分から88分、高校生は119分から97分です。
ただし、この数字だけで「子どもが怠けるようになった」「スマホが原因だ」と決めつけることはできません。調査は変化を示しますが、原因を一つに特定するものではないからです。
さらに小学4〜6年生では、2025年に「勉強しようという気持ちがわかない」と答えた割合が54.3%、「何のために勉強しているのかわからない」が40.2%でした。
ここから考えたいのは、教材を増やす前に「始められるか」「続けられるか」「親の負担が大きすぎないか」を確認することです。
教材選びの基準1:始めるまでの手間が少ないか
子どもが勉強しないとき、難しい教材を与えれば解決するとは限りません。机の上に出す、ページを決める、丸つけをする、分からないところを質問する。教材以外の工程が多いほど、始めるまでに気力が必要になります。
紙教材は、書いて考えることに向いています。一方で、準備や丸つけを家庭で担う場面があります。タブレット教材は始めるまでのハードルを下げやすく、短時間でも取り組みやすい反面、画面に向かう時間や、学習内容を保護者が確認する方法を見ておく必要があります。
「どちらが優れているか」ではなく、今の家庭で止まっている場所がどこかを見ます。
教材選びの基準2:続けているかを確認できるか
教材は、買った瞬間より、2週間後・1か月後に使われているかが大切です。
- 1回の学習量が家庭の予定に合っているか
- ためたときに、再開しやすい仕組みがあるか
- できたことを本人が確認できるか
- 保護者が進み具合を把握しやすいか
通信教育を比較するときは、教材の難しさだけでなく、毎月の量、提出物、添削、質問対応、保護者向けの確認画面などを同じ条件で見比べると判断しやすくなります。
小学生の紙教材とタブレット教材については、我が家で両方試した比較も別記事にまとめています。チャレンジタッチと紙のチャレンジ、どっちが続く?
教材選びの基準3:親の声かけが増えすぎないか
「勉強しなさい」を何度も言わないと動かない状態なら、教材の内容だけでなく、家庭内の運用も見直したいところです。
親が毎回、教材を選び、時間を測り、丸つけをし、間違いを説明する必要がある教材は、忙しい家庭では続きにくいことがあります。逆に、子どもが自分で始められる部分と、親が見る部分が分かれている教材なら、声かけの回数を減らせる可能性があります。
中学生向けの学習サービスは、集団塾・個別指導・家庭教師・通信教育で、必要なサポートが違います。中学生の学習サービス比較では、費用・質問対応・通塾負担などを整理しています。
紙・タブレット・通信教育・塾をどう使い分けるか
家庭の状況別に考えると、次のように整理できます。
- まず学習習慣を作りたい:1回の量が少なく、始める手順がシンプルなもの
- 学校内容の定着を優先したい:教科書の進度と復習のしやすさを確認できるもの
- 難しい問題に挑戦したい:本人が難度を受け入れられるか、無料教材や資料で試してから
- 質問や計画づくりが必要:添削・質問対応・面談など、教材以外の支援があるもの
- 送迎を減らしたい:家庭で進められるが、進捗確認の方法があるもの
小学生向けの教材を比較するなら、紙で考える学習や少し難しい問題にも取り組みたい家庭は、Z会の小学生コース、まず机に向かう負担を減らしてタブレット中心で進めたい家庭は、スマイルゼミの資料や公式情報を見比べると判断しやすくなります。料金・コース・キャンペーンは変わるため、申込み前に必ず公式サイトで確認してください。
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「勉強しない」から始める家庭学習の見直しチェック
- 子どもは「やる気がない」のか、「何をすればよいか分からない」のかを分ける
- 今の教材で、始めるまでに何工程あるかを書き出す
- 1回分の量を、平日の予定に置いてみる
- 2週間後に続いているか確認する日を決める
- 続かなかったとき、教材を責める前に量・時間・声かけを調整する
調査の数字は、家庭を評価するための合格ラインではありません。SNSで見える「毎日2時間」を標準にするのではなく、子どもが今どこで止まっているかを確認するための材料として使いたいと思います。
出典・参考資料
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」
調査概要・公式ページ
ダイジェスト版PDF
本記事は調査結果の紹介と、家庭で教材を選ぶ際の考え方をまとめたものです。調査結果から個別の家庭の原因や効果を断定していません。
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