偏差値60前後の高校で下位層。それでも国公立大学を目指した3年間|模試C〜Eの実録

Pocket

偏差値60前後の高校に進学したものの、学年順位は120〜180位/200位。家ではほとんど勉強せず、理系なのに数学・物理・化学は苦手。それでも、わが家は国公立大学を目指すことにしました。

高1から週2回の英語・数学の塾に通い、講習や自習室も利用。模試の判定は基本的にC〜Eでした。記述問題が苦手だったため、受験では共通テストを重視し、共通テスト本番後には志望校を現実的な方向へ下げました。

ただし、「受かる国公立大学ならどこでもいい」と考えていたわけではありません。最後まで、学びたいことに近い学部があるかどうかを大切にしました。

この記事では、そんなわが家の3年間を、学校名や大学が特定される情報を省きながら、受験を考える家庭向けに整理します。

この記事の結論

  • 偏差値60前後の高校で下位層でも、国公立大学を目指す道は最初から閉じているわけではない
  • 家での勉強が続かない場合は、塾・講習・自習室など「勉強する場所と時間」を先に用意する方法がある
  • 得意科目と苦手科目の差、模試の判定、入試方式との相性を見ながら、目標は途中で調整できる
  • 志望校を下げるときも、大学名だけでなく「学びたいことに近い学部か」を軸に考えることが大切

スタート地点は、偏差値60前後の高校の下位層

高校は、偏差値でいうと60前後の層です。ところが、入学後の学年順位はだいたい120〜180位/200位。上位を目指すどころか、普段のテストでは下位層にいることが多い状態でした。

しかも、理系を選んだ一方で、数学・物理・化学は得意科目とはいえません。理系に進んだからといって、理系科目が自動的に伸びるわけではない。その当たり前のことを、親子で何度も実感した3年間でした。

一方で、社会や地理、現代文、リスニングは比較的得意でした。科目ごとの得意不得意がはっきりしていたからこそ、学校の順位だけを見て「国公立は無理」と決めつけるのではなく、どの力が入試で生かせるかを考える必要がありました。

家ではほぼ勉強しない。高1から週2の英数塾を利用

家で机に向かう時間は、ほとんどありませんでした。本人の気持ちが乗るのを待っているだけでは、受験勉強の時間は増えていきません。

そこで高1から、英語と数学の塾を週2回利用しました。通常授業だけでなく、講習や自習室も使い、家以外で勉強する時間を確保しました。

これは、塾に通えば成績が上がるという単純な話ではありません。わが家の場合は、家で勉強しない子に対して、勉強のきっかけと場所を外に置いた、という意味合いが大きかったと思います。

本人に合うやり方は家庭によって違いますが、「家で長時間勉強できること」を前提にしない受験計画もあります。

模試の判定は、基本的にC〜E

模試の判定は、基本的にC〜Eでした。毎回A判定やB判定が出るような受験ではありません。合格可能性だけを見れば、不安になる材料はいくつもありました。

それでも、模試の判定だけで目標をすぐに消すことはしませんでした。順位や判定は、その時点の結果です。得意科目がどこにあり、苦手科目がどこまで影響しているのか。受ける入試の形式と、本人の力の出しやすさが合っているのか。そうした全体像を見るようにしました。

もちろん、判定を楽観的に受け止めていたわけではありません。現実的な選択肢を残しながら、学びたい方向から離れすぎない目標を持ち続ける。そのバランスを探した3年間です。

記述が苦手だったから、共通テストを重視した

本人は、考えを文章にまとめて答える記述問題が苦手でした。一方で、知識や読み取りを積み上げていく形式の方が、力を出しやすい面がありました。

そこで、受験全体では共通テストを重視する方向にしました。得意科目を生かしやすいこと、勉強の進み具合を点数で確認しやすいことは、本人にとっても家庭にとっても大きな意味がありました。

ただし、共通テストを重視する場合でも、科目の組み合わせや大学ごとの条件によって考え方は変わります。ここでは、わが家がどの科目にどれだけ力を配分したか、どの時期に何を切り替えたかといった細部までは扱いません。

共通テスト本番後に志望校を下げた

共通テスト本番の後、当初考えていた志望校から、より現実的な選択肢へ志望校を下げることになりました。

受験直前の変更は、親子にとって簡単なことではありません。これまで目指してきたものを下げるように感じるからです。それでも、合格可能性や出願の現実を考えれば、変更が必要な場面はあります。

大事にしたのは、「受かる国公立大学ならどこでもいい」とは考えなかったことです。大学名の知名度や見栄だけで決めるのでもなく、かといって合格しやすさだけで選ぶのでもなく、本人が学びたいことに近い学部があるかを優先しました。

志望校を下げることは、必ずしも目標を投げ出すことではありません。学びたい方向を残したまま、今の自分に合う場所へ目標を調整することも、受験では大切な選択だと思います。

3年間で感じた、家庭が見ておきたい3つの視点

1. 学年順位だけで、進路を決めつけない

120〜180位/200位という順位は、決して安心できる数字ではありません。ただ、その数字だけでは、科目ごとの特徴や入試形式との相性までは分かりません。順位は大事な材料ですが、子どもの可能性を一言で決めるものではありませんでした。

2. 得意科目を「好き」で終わらせない

社会・地理・現代文・リスニングが得意でも、それだけで合格できるわけではありません。それでも、得意な分野を受験の中でどう生かせるかを考えることは、苦手科目に向き合うための土台になります。

3. 勉強する場所を、家庭の外にもつくる

家でほぼ勉強しない子に対して、「家でやりなさい」と言い続けるだけでは状況は変わりませんでした。週2回の英数塾、講習、自習室を組み合わせたことで、少なくとも勉強に向かう時間は確保できました。

まとめ|下位層からの国公立受験は、目標を調整しながら進めた

偏差値60前後の高校で下位層。学年順位は120〜180位/200位。家ではほぼ勉強せず、理系なのに数学・物理・化学が苦手。そんな状態からでも、わが家は高1から週2の英数塾や講習、自習室を利用し、国公立大学を目指しました。

模試は基本C〜E。記述が苦手だったため共通テストを重視し、本番後には志望校を下げました。それでも、最後まで「どこでもいい」とはせず、学びたいことに近い学部を選びました。

受験では、最初の目標を最後まで固定することだけが正解ではありません。子どもの得意不得意や、その時点の結果を見ながら、学びたい方向を残して調整していく。その現実的な進め方も、ひとつの受験の形です。

関連記事

続きはnoteで

この記事では、わが家の受験の全体像と、家庭で考えた大きな方向性までを紹介しました。

模試C〜Eをどう見ていたか、共通テスト重視の具体的な進め方、共通テスト本番後の志望校変更の詳細、私大の安全校、塾代を払い続けた意味、やったこと/やらなかったことの一覧など、続きはnoteでまとめています。

WRITTEN BY

とろろろ

栃木で3人の子どもを育てる母です。中学受験の合格・不合格、公立中からの高校受験、集団塾・個別塾・通信教育を家庭で経験してきました。公式情報とわが家の実体験を分けながら、学校選び、家庭学習、教育費について保護者目線でわかりやすく整理しています。

詳しいプロフィールを見る →

NEW ARTICLES

栃木の教育情報を、見逃さない。

入試変更や学校・塾情報など、保護者が知っておきたい更新をまとめます。

新着記事を見る