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2026年10月16日更新:選考制度の説明を2027年度の公式募集要項に合わせて修正しました。以下の受験体験は過去のものです。現在の制度と家庭としての感想を分けて紹介します。
ここでは、自分の子供たちが合格も不合格も体験した私が、栃木県の県立中高一貫校の受験についてお話ししたいと思います。
まず、県立中高一貫校といっても、県内には三つあります。
「宇都宮東高等学校附属中学校」「佐野高等学校附属中学校」「矢板東高等学校附属中学校」の3校です。これらはすべて、高校までの6年間を連携して行う公立の学校です。
宇都宮東高等学校附属中学校は、2027年度(令和9年度)から「宇都宮東中等教育学校(前期3年・後期3年)」へ移行します。ただし、制度が変わるからといって、人気や入試難易度が必ず上がるとは限りません。
▶ 宇都宮東の中等教育学校化で変わること・在校生への影響
▶ 2027年度の栃木県立中入試|日程・出願方法・保護者のチェックリスト
さて、そんな県立中高一貫校ですが、うちの子達は兄弟で合格・不合格と明暗が分かれましたので、そこに関して、「どうすれば受かるのか」「なぜ落ちたのか」などを体験を踏まえて書いていきたいと思います。
県立中高一貫校に受かるために大事なこと
栃木県の県立中学校・中等教育学校の選考では、適性検査だけでなく、小学校が作成する「学習や生活の記録」、作文、面接も使われます。
2027年度の公式募集要項では、適性検査は100点満点、「学習や生活の記録」の各教科の評定は54点満点、作文・面接はそれぞれA・B・Cの3段階評価です。小学5・6年生の学習や生活の状況が記録されます。6年生は2026年10月末現在の状況が対象です。
第1次審議では、適性検査の得点と各教科の評定の合計点で上位から定員の80%以内の受検者を選び、作文・面接や学習や生活の記録から適性を判断します。第2次審議では、それ以外の受検者について、各資料を総合的に検討します。通知表だけで合否が決まるわけではありません。
出典:栃木県教育委員会・2027年度生徒募集要項(選考方法は5ページ)
受検後に周囲から得点や不合格理由の話を聞くこともあります。ただ、我が家では他のご家庭の正式な成績や選考内容までは確認できていません。「適性検査で高得点でも、内申が原因で落ちた」と断定するのは避けたいと思います。
家庭でできることとして、我が家では普段の学習や学校生活を大切にしようと考えました。
県立中高一貫校を受けるお子さんたちには当たり前かもしれませんが、
「宿題を毎日提出する」
「手を挙げて発表する」
「忘れ物をしない」
「係の仕事を積極的に取り組む」
など、至って普通のことを粛々と繰り返すのみ、かと思われます。
忘れ物や提出物が続くときは、本人を責めるだけでなく、前日の持ち物確認や提出物を置く場所など、家庭で続けやすい仕組みを一緒に考えたいですね。
なお、以前ここに書いていた「5段階の5を目指す」という説明は、小学校の評価や県の選考制度を正確に表したものではありませんでした。上記の2027年度公式要項に沿って修正しました。通知表の表示方法と選考に使う評定は混同せず、分からない点は小学校や募集要項で確認してください。
作文・面接対策で我が家が取り組んだこと
うちの子の場合ですが、お出かけなどの体験だけではなく、ドキュメンタリーを見たり、ニュースについて語り合ったりする時間を意図的に持つようにしました。
そうすることにより、子供の感性が育つだけでなく、予期しない質問に対しても、自分の意見を述べられるようになるかな、と思ったからです。
自分の意見を自分の言葉でしっかり述べる。これが大事になってくるのかな、と思います。
正しい敬語などの細かいテクニックも必要かと思いますが、堂々としっかり自分の言葉で、ということに重きを置いて子供たちには話をしていました。
あと、正直面接練習に関しては、塾のお世話になりました。
やはり親だと緊張もしないし、何を聞いてくるかも大体わかってくる。
その点、塾という緊張感の中での面接は、特にメンタルを鍛えるのに役に立ったと思います。
ただ、塾に通うかどうかは、家庭学習で困っている点や、作文・面接など志望校に必要な対策に対応しているかで考えたいところです。我が家が通信教育・家庭教師・集団塾・個別塾を試して感じた違いは、中学受験の塾はいつから?学び方を選ぶときの体験と比較にまとめています。今の学習で足りているなら、教材やサービスを増やす必要はありません。
不合格を振り返って、家庭で考えたこと
さて、我が家には合格した子もいますが、落ちた子もいます。
ということで、落ちた子を振り返り、何がダメだったかを考えてみたいと思います。
当時は、学校生活や提出物への取り組みも、もっと支えてあげられたのではないかと感じました。ただし、これは家庭としての振り返りです。学校から不合格の理由を説明されたわけではなく、「内申が原因だった」とは断定できません。
うちの子は5、6年生時、担任と折り合いが悪く、子供も先生に対して反抗的な態度をとっていたようです。なので、授業も身が入らず、提出物もまばら・・・。
テストの点は悪くありませんでしたが、通知表はテストの点だけではないですからね。
この経験から、点数だけを見るのではなく、授業で困っていることや提出物が滞る理由にも目を向けたいと思うようになりました。
適性検査でも、本人が目指していた結果には届きませんでした。ただ、他の受検者の成績や選考の判断までは分からないため、どれか一つを不合格の原因と決めつけることはできません。
なので、これから県立中高一貫校を受けたい!というお子さんは、まずは学校の授業をきちんと受け、提出物を出し、真面目に学校生活に取り組んでいただきたいと思います。
